Vortex Core Plusを買った話と、Claudeをガジェット購入に使ってみた話
木更津アウトレットで妻の買い物を待っている時間に、iPhoneからClaudeに相談を始めた。以前からYouTubeで気になっていた40%キーボードをそろそろ買おうかと思っていて、候補が複数あって絞りきれていなかった。
朝から夜まで12時間ほどやりとりした末に、Vortex Core Plus(レトログレー × 静音赤軸)をAmazonで注文した。一番身近なAIの使い方であるAIチャットでガジェット購入を決めた経緯をまとめてみる。
なぜ40%キーボードに興味を持ったか
きっかけは3人のYouTuberの動画でした。それぞれ別のアングルから、40%キーボードやモバイル入力環境への興味を引いてくれた動画なので、先に紹介しておく。
理想の書斎づくりさん:EDCとモビリティの考え方
iPad miniを中心にしたEDCデスク環境の動画。「入力デバイスは作業の質を決める」「メインの快適環境と極小環境の間に段差を作らない」という考え方が刺さった。自分のショルダーバッグにHHKBを入れたらそれだけで大半のスペースを使ってしまう、というイメージがあって、モバイル用の入力環境を別で考えたいと思っていた。
うしゃすらいむさん:40%キーボードの入口(Keychron Q9 Plus)
Keychron Q9 Plusの紹介動画。「分割スペースキーで英語配列と日本語入力を両立する」「レイヤー機能で指を動かさず数字・記号を入力する」という使い方を初めてちゃんと理解したのがこの動画だった。40%キーボードを最初に真剣に考えたきっかけになった。
さいちょうさん:IDOBAO ID42という具体的な憧れ
40%キーボード全般の魅力と、IDOBAO ID42の紹介動画。「3日で80%の速度、1週間で数字入力に違和感なし、2ヶ月で90%以上」という習熟ステップが具体的で、「自分でも使えるかもしれない」と思わせてくれた。Nintendo Switchケースの流用テクも紹介されていて、この動画で物欲の火種ができた。
この3本の動画があったうえで、今回のClaude相談を始めました。
Claudeとは?
「Claude(クロード)」は、Anthropic社が提供する対話型AIです。質問 すると会話形式で答えてくれるサービスで、ChatGPTと同じ仲間と思えば イメージしやすいかもしれません。 スマホアプリかブラウザ(claude.ai)から使えて、無料プランでも普通の 質問なら十分対応してくれます。今回はiPhoneで隙間時間にチャットを 打ちながら相談しました。

今回、購入したvortex core plusのカスタム方法について聞いてみました。
こんな感じで質問に答えてくれます。
皆さん使っているだろうけど、念のためね。
Claudeとの相談プロセス:候補の検討から購入決定まで
最初に検討:IDOBAO ID42
相談の最初に出したのはIDOBAO ID42でした。さいちょうさんの動画で気になってからずっと候補にあったキーボード。アルミ削り出しのケースで、40%・42キー・ANSI配列。カラーはWhite / Black / Pinkがあります。
タリスケ
Claudeくん弱点1:有線のみ(2026年4月現在)
無線版は出てない。せっかく買ったID42も、1年後に無線版が出たら同じ気持ちになるかも。
弱点2:US配列のみ
日本で買う場合、JIS配列はない。今回JIS諦めてるのでOKだけど、US配列に完全移行する覚悟は必要。
弱点3:金属ボディで重い
約900gとHHKB Type-S(540g)の約1.7倍。持ち運び性は数字的には弱い。カフェで使う据え置き機寄り。
弱点を教えてくれて、また自分で調べてみても、AliExpressで価格を調べると4万7000円。「気になってる」止まりで、現実的な選択肢としては早々に外れました。
Vortex Core(無印)が浮上して、一度諦めた
相談の流れの中で、Vortex Core(無印)が候補に上がった。2017年発売の47キー機で、40%キーボードの中では有名な機種。サイズ感やデザインが気に入って興味を持ち改めて相談。
タリスケただ、無印のCore は現在廃番寄りで、新品入手がほぼ困難ってことを教えてくれました。フリマサイトで2万〜3万円の中古品が流通している状態で、程度と価格のバランスを考えると踏み切りにくかった。
タリスケここで無印Coreは一旦棚上げして、他の候補を探すことにしました。
EPOMAKER TH40・Keychron Q9 Plus・Keychron B1 Proの検討
その後、いくつかの候補を検討した。
EPOMAKER TH40(1万3400円):価格は手頃だったが、右側のキーがズレているホームポジション問題がレビューで指摘されていた。毎日使う入力デバイスとして継続利用できるか不安があり除外。
※Amazon在庫切れ
Keychron Q9 Plus(2万7000円):うしゃすらいむさんの動画で最初に知った機種で、打鍵感と仕上がりへの評価が高い据え置き型の高級機。ただ、横長のフォームファクターでショルダーバッグに入らない。加えて有線のみという点がモバイル用途には合わなかった。
この辺りで一度、自分が何を優先しているかを整理しました。40%サイズへのこだわりが強いのか、それともモバイル向けのサイズ感や無線機能が主眼なのか。
タリスケ
Claudeくんこの整理を経て、Keychron B1 Pro(6930円)が浮上してきました。
薄型・JIS配列選択可・Tri-Mode無線・軽量でショルダーバッグにも収まる。コスパは群を抜いていた。ただ77キーなので40%の体験はできないところが悩みどころ。最後まで悩んだが、せっかく相談しているなら40%を試してみたいという気持ちが上回っていきました。
相談の途中、こんなやりとりもあった。チープ感のある小型キーボードへの言及が出てきた場面。
タリスケ
ClaudeくんGKD Pixel 2のようなチープでおもちゃ感のあるガジェットもともと好きなので、こういう選択肢もないわけではないが、今回は別の方向で決着しました。
配列についてはこんなやりとりもあった。
タリスケ
Claudeくん家のメイン機はHHKB Professional HYBRID Type-S(JIS配列)なので、できればJISがいい。ただUS配列でも分割スペースとVIA対応で変換キーを割り当てられれば実用上は問題ない、という整理をしました。
Vortex Core Plusの在庫発見で購入決定
Keychron B1 ProをAmazonで見ていた流れで、なんとなく「vortex core」と検索してみました。無印Coreは諦めていたが、後継機のVortex Core Plus(2025年発売)が存在することは相談の途中で把握していたところでした。ただその時点ではClaudeから「セール待ちで2〜3ヶ月後がいい」と言われていた。
ただ実際検索してみたら...
タリスケ
ClaudeくんAmazon Prime翌日到着、2万1000円、在庫あり。この段階で購入を決めました。
スイッチはGateron Low Profile 2.0 Silent Red(静音赤軸)を選んだ。EDC(EveryDayCarry)として持ち歩きカフェで作業したり深夜の作業でも打鍵音が気にならない点が魅力的だった。
色はレトログレーにした。すでに所有済みのHHKBもレトロなので統一感出てよいと思ってます。途中で白が気になった時間帯もあったが、Amazonで白は在庫切れでした。
購入したVortex Core Plusの仕様と特徴
改めて、購入したVortex Core Plusの概要をまとめておく。
| レイアウト | 50キー(40%+α)、US配列、分割スペース(1.75u + 2.75u) |
| サイズ | 269 × 92 × 22mm |
| 重量 | 約530g |
| ケース | CNCアルミ筐体 |
| スイッチ | Gateron Low Profile 2.0 Silent Red(ホットスワップ対応) |
| 接続 | Tri-Mode(有線 / Bluetooth / 2.4GHz) |
| 技適 | 取得済み |
| 電源 | 乾電池式(単4×2本、別売) |
| バックライト | RGBバックライト |
| カスタマイズ | VIA対応 |
| 価格 | 約2万1000円(Amazon) |
選んだ理由を箇条書きで整理する。
- Tri-Mode無線+技適取得済み:有線・Bluetooth・2.4GHzの3モード。日本国内でそのまま使える。
- 分割スペース+VIA対応:左スペースに無変換、右スペースに変換を割り当てることで、HHKB JIS的な使い勝手をUS配列で再現できる。
※HHKBはスペースの横のキーを半角全角変換キーにしています。 - 乾電池式(単4×2本):後述するが、これが決め手の一つだった。
- サイズと重量:269×92mmでショルダーバッグに収まる横幅。530gはそれなりの重量だが、アルミ筐体としては許容範囲。
- ホットスワップ対応:スイッチ交換できるので、後からキーキャップ換装も含めてカスタムの余地がある。
乾電池式について、少し補足しておく。相談の途中でこの仕様を知ったとき、こういう発言が出た。
タリスケ
Claudeくん内蔵バッテリー式のキーボードは、バッテリーが劣化したら実質的に製品寿命になる。乾電池式ならその心配がない。エネループ運用にすればランニングコストも低い。出先で電池切れになっても、コンビニで単4電池を買えば対応できる。家のHHKB Type-Sも単3電池×4本駆動で長く使っている機種なので、この感覚はよく分かる。
Vortex Core Plusの最終的な決め手:Tri-Mode無線・分割スペース+VIA・乾電池式・ショルダーバッグに入るサイズ感・Amazon Prime翌日到着の組み合わせ。
Claudeをガジェット購入に使ってみて気づいた点
今回Claudeを使ってみて、検索エンジンとは違うと思った点が2つあった。実例ベースで書いておく。
1. 過去の発言と矛盾する選択をしたとき、確認を入れてくれる
相談の途中でVortex Core(無印)に興味を持った。サイズ感が気に入った、という流れだった。ところがClaudeから確認が入った。
Claudeくん言われてみればその通りで、EPOMAKER TH40を「矢印キーがない」という理由で除外したばかりだった。Vortex Coreも矢印キーは独立していないので、同じ条件なら除外されるはずの機種になる。
ここで条件を再整理した。
タリスケ「矢印キーが独立していることが必須」ではなく「Fn+キーの方式でも許容できる」に条件が変わった。これで候補の範囲が広がり、その後の検討がスムーズになった。
検索エンジンだと、「矢印キーあり」で絞り込んだ検索と、別タイミングで「Vortex Core」と検索した結果は無関係に表示される。過去の自分の発言を記憶していて矛盾を指摘してくれるのは、対話型AIならではの動き。条件が曖昧なまま商品を比較してしまうのを防いでくれる。
2. 自分が新情報を持ち込んだとき、判断をやり直してくれる
Vortex Core Plusについて、相談の途中でClaudeは「セール待ちで2〜3ヶ月後がいい」という判断を出していた。在庫状況や価格を踏まえての判断だったと思うが、自分でAmazonを見てみたら普通に在庫があって、Prime翌日到着が可能な状態だった。
タリスケ
ClaudeくんAmazonの画像を見せたら、即座に訂正が出た。「セール待ち推奨」から「今すぐ買える」に判断がひっくり返った。
検索エンジンには「最初の検索結果が間違っていたので訂正します」という機能はない。追加情報を持ち込んだら判断をやり直してくれるのは対話型AIならでは。ただし、最初に「セール待ち」と言っていたように、Claudeも在庫や価格のリアルタイム情報は正確ではないことがある。最終的にはAmazonや公式サイトで自分で確認するのが確実。AIは検索と自分の確認作業の間を埋める道具として使うのがちょうどいい。
今後の予定と締め
現在品物は届き、レイヤー設定やキーマップのカスタマイズはVIA経由でやっています。分割スペースへの変換キー割り当てで詰まったことがあるので共有の記事を出していきます。
白キーキャップへの換装はいずれやりたいと思ってますj。。Vortex公式のVTGプロファイル白キーキャップを最初の候補として考えつつ、Gateron Low Profile 2.0対応のサードパーティ品も合わせて調べる予定です。
また、理想の書斎づくりさんの最新版EDCデスク動画も届いたところで改めて見直す予定。私がもっているiPad mini A17とAer ショルダーバッグとVortex Core Plusの組み合わせで、自分なりの持ち出し環境を整えたい。
みんな使っているAIだけど趣味のお供にもできるよって話を書いてみました。皆さんはどんなことに使ってますか?

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